正しい付き合い方を知る

カウンセリング

病気を自分なりに理解する

一般的にメンタルヘルスというと気分が落ち込み陰鬱な雰囲気になるというイメージを持たれがちです。しかしながら、躁鬱のように落ち込む状態と元気な状態(躁状態)とを繰り返すものもあり『社交的で明るいからメンタルヘルスではない』と判断するのは良いことではありません。どのように病気を判断すればよいか、と言われれば最も良い方法としてあげられるのは“心療内科を受診すること”です。心療内科はメンタルヘルスが体にも影響を及ぼしている人の受診を目的としています。緊張するとお腹が痛くなってしまう、気分が塞いで食欲などが低下しているといった症状が代表的ですし、これらは過敏性腸症候群や新型うつといった病名がつくこともあるのです。では“どのように心療内科を選べばよいか”という点についてですが、まずは通院しやすい場所を選ぶことが重要でしょう。名医がいる病院であっても電車で1時間以上の距離にあったり、職場や学校とは正反対の位置にあったりすると交通費も時間も余計にかかってしまいます。病院は長く通い続けるものですから、できるだけ負担なく通える所が良いのではないでしょうか。逆に、どれだけ通いやすかったとしても、医師との相性が悪いと感じたときや、受付の看護スタッフの印象が良くないという場合には無理して通う必要がありません。こうした要素がストレスになってより躁状態が悪化する、症状が重くなりかねません。心療内科を選択する時は、通いやすさや費用などの面から現実的に考えることが大切です。インターネットや雑誌などで情報を集めながらじっくり時間をかけて選びましょう。症状をコントロールするのは、それがどのような病気であっても簡単なことではありません。とくに躁状態などは、はたから見れば“気の持ちようだよ”と言われたり“ちょっと気をつければ良いんじゃない”などと言われたりすることもあるでしょう。しかし実際は自分でコントロール出来ないからこそ、病気であり、服薬やカウンセリングを受けながら治療を目指しているわけです。病気についてあまり知識がない人のアドバイスで傷つくこともあるかもしれませんが“病気のことを知らないからそう言ってしまうんだ”と捉え、受け流すようにしましょう。さて、躁状態の対処方法ですがやはり一番効果的なのは服薬です。頓服薬や定期的に服用する薬の効果は非常に高く、服用もそれほど難しいことではありませんから「自分ではどうにもできない」と感じたら利用するのも一つの方法です。服薬以外では“呼吸で自分をコントロールする”という方法も挙げられます。初期は自分が躁状態であることに気づけないかもしれませんが、自分が躁だと気づけるようになったら、行動する前に深呼吸をしたり、呼吸を整えたりしてみるのはいかがでしょうか。呼吸を数回繰り返すことで精神の高ぶりが収まったり、冷静に物事を考えられたりするようになります。ほかにも、自分がコントロールできないことや場所を避けるようにするといった物理的な対処方法もありますし、家族や医療機関のスタッフなどに自分の状態を客観的に見てもらうのも良い対策方法です。自分1人での対策方法、人に協力して貰う方法など選択肢を複数用意しておくことも自分の心をリラックスさせるよい要素と言えるでしょう。