入院が必要になる

医者

長いスパンで考える

双極性障害で躁状態が出ている場合、ほとんどの人が入院治療となります。躁状態にある本人はどこも悪くなく絶好調の気分なのですが、買い物やギャンブルで浪費してしまうことや、自分や周りに危険を及ぼす行為に走ってしまうことなどが懸念されるからです。うつ状態で医療機関にかかった場合の多くは通院治療で済みますが、重症の場合や自宅にいて回復が難しいと判断された場合などは、入院を勧められます。双極性障害は躁状態とうつ状態、寛解期を不定期に繰り返す病気で、完治は困難とされています。躁状態とうつ状態を何度も繰り返すことは大きな負担となり、徐々に悪化しがちです。しかし、治療すれば寛解期を伸ばすことができます。寛解期は安定期と同義で、普通に生活できる状態です。治療はここを目標にし、常に一定のバランスを保って生活できるように注意します。気をつけて生活できるようにするのに有効な治療は、心理教育です。これは病気に対して理解を進め、躁状態やうつ状態が出始める兆しを見逃さず、素早く対処できるようにするための心理社会的治療となっています。また、近年対人関係社会リズム療法も効果的であることが分かってきました。もちろん、気分安定薬などの薬を飲んでコントロールすることも大切です。双極性障害ではうつ状態も出ますが、躁転が起きる恐れがあるため、基本的に抗うつ薬は用いられません。寛解期を安定させておくのに飲む薬は、リチウムが基本です。気分安定薬は2ヶ月から3ヶ月に一度血液中の濃度を調べて使っていくのが一般的です。同じ双極性障害であっても、躁状態やうつ状態の長さは人それぞれです。しかし、ほとんどの人はうつ状態のほうが長く、2つの病相がミックスした混合病相が現れる人もまれにいます。躁状態での入院期間は、1ヶ月から3ヶ月を目安にするといいかもしれません。でもやはり個人差があり、病院の方針にもよります。双極性障害に罹った人の多くが経験する心理は、5段階に分けられます。第一段階が精神病に罹るわけがないという「否認」、第二段階が精神病者と決め付けるなんで失礼だという「怒り」、第三段階が自分ばかりは再発しないだろうという「取引」です。さらに進むと精神病者になったことへの落ち込みで「抑うつ」の第四段階となり、事実を受け入れる第五段階に入ると「受容」と形容されます。この心理は、誰もが同じスピードで変化していくものではありません。特に寛解期に入るまでは、周囲がよく注意してあげる必要があります。寛解期に入っても、生活リズムを保ってストレスと上手く付き合い、躁状態などに入らせないようにすることが大切です。病院によっては、心理教育以外にも認知行動療法や対人関係療法、精神力動的精神療法などの精神療法が行われることがあります。精神療法により自分と病について学び、病気に対するコントロール力を付けることが可能です。躁状態やうつ状態が落ち着いても、社会復帰への不安は大きいかもしれません。中には社会復帰したけれども、以前の仕事は難しくなったという人もいます。経済的な問題が生じると強いストレスを感じる可能性があるので、住んでいる自治体に相談して福祉制度を活用するのも一つの方法です。

カウンセリング

正しい付き合い方を知る

自分ではなかなかコントロールできない躁状態ですが、病気だと知らずに自分の性格だと考え悩んでいる人もいます。心療内科などを受診し、周囲の人の協力を得た上で、自分なりの付き合い方を知ることが治療の第一歩となるでしょう。

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男性

深刻な状況になることも

本人は躁状態である自覚はないため、社会的立場が危うくなることも珍しくないです。また軽躁状態が起きる双極?型障害ではうつ病と誤診されることが多いので、いずれにせよ第三者からも様子を聞き、自分の症状を把握することが大切です。

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女性

家族と共に取り組む

躁状態とうつ状態を繰り返す双極性障害は負担が大きく、再発予防が大切な疾患です。患者と家族で病気を理解し治療に取り組んでいくスタンスが必要です。治療は精神科で行いますが、入院が必要な可能性が高ければ入院施設がある医療機関を受診します。

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